日本一の急勾配 大井川鐵道 井川線

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静岡を走る名鉄グループの私鉄、大井川鐵道大井川本線は電車と汽車の宝庫。それなら、井川線は日本一の急勾配。小田急グループ箱根登山鉄道よりも10‰大きい、最高勾配90‰。

もともとは大井川にダムを造るための現中電の専用線だったものを旅客線に転用したもので、最初は762mm軌間だったが、本線と直通するために1067mm軌間に。
軽便鉄道だったために、車輌はとてもミニな愛知生まれの小型車輌。客車内で立つと、どうしても猫背に…
そして、現在日本に唯一残るアプト式鉄道。1963年の国鉄信越本線の横川~軽井沢間の碓氷峠アプト区間の廃止から27年の時を経て平成の時代に大井川にアプト式が復活。本来は、長島ダム建設の際に井川線の一部が水没してしまうために、アプトいちしろ~長島ダム間がアプト式鉄道で再開。分かるでしょうかねぇ…現在の井川線の下に古い枕木やレールがあるのが。ダムの満水時になると水没してしまうんですよねえ…
この区間だけ、やけにトンネルが大きい。その訳は、日本にアプト式現役として走るED90形電気機関車井川線車輌より一回り大きいためである。

見て分かるでしょうかねぇ…DD20形とED90形でだいたい40cmくらいの差があるでしょうか…?
この急勾配。粘着運動で80‰を登る箱根登山もすごいですねぇ…

虹色でもないのに、レインポーブリッジ。珍しい駅がそのレインボーブリッジの間にある。奥大井湖上駅。駅の湖底からの高さは、70m。高い…高所恐怖症の人には厳しい場所ですねぇ…

そして、終点井川。ここから先は…今は留置線になっているだけなのかなぁ…そして、ここから再び千頭に向けて小型客車はくねくね曲がった線路を戻っていく…